「外から見ても 見えない物も中へ入って」

と店頭の看板に書いてある、埼玉県川口市芝中央通り商店街の和菓子処 直(すなお)
JR京浜東北線蕨駅から歩いて10分くらいでしょうか

看板には「ほぼ100%自家製手づくりの店」とキャッチコピーも書いてあり
(「ほぼ」とわざわざか書き添えてあるのがご商売の誠実さを表していらっしゃる)、
さらに扱っている商品がずらり列挙

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赤飯、のし餅、大福、団子、おはぎ…

これはありがたや!

お餅が大好きだけれど小心者のため、和菓子屋さんを覗く時は実はいつも躊躇しています
お店に予備知識なくズカズカ入って行って、お餅系がなかった時「じゃあいいです」とは何となく言いにくく

そのようなトラブルを避けるために
お店の外からガラス越しに
じーっとショーケースに並ぶ和菓子の札を読み取ろうとしているのですが
ガラス×ガラスが二重で反射したりしてなかなか難しい

しかも中腰で覗いていると不審者風味でもある

そんな時こんな風に看板を出してくださっていたら本当に助かる
入り口でまず安心してるのでお店の方との会話もスムーズ

もちろん作り立てのお餅もすごく美味しく、
美味しさって安心感で倍増するのかもしれないと思ったりしました

真夏日とか猛暑日のお餅持ち運び

暑い暑い夏。
出先で購入したお餅をそのまま持ち帰るには危険な季節。

お餅は冷やすと硬くなってしまうけれど、何も対策しなければどろどろに溶けてしまって悲しいことに。

お店では小さな保冷剤をつけてくださることも多く、保冷剤のコストを考えると申し訳なくありがたいことなのだけれど、小さな保冷剤はあっという間に常温になってしまう恐ろしい日本の夏。

なので最近は、
①外出の予定がはっきりしていて
②お餅を買いたいお店が目的地に確実にあるとき

は、キャンプ用のパワフルな保冷剤を、強力な保冷バッグに入れて持っていくようにしています。

私が使っているのは、キャプテンスタッグの500グラムの保冷剤ですが、もっといいものがあるかも。
さっきamazonを見たら、液体が青いものが売られていて、もしかしてうちの保冷剤(うちのは液体が緑)改良されているのかも。

袋にジェルが入っているようなタイプ
こういうやつ⇩

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ではなく、ポリエチレンの容器に液体が入っています。
こういう感じのもの⇩

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そのまま触り続けると凍傷になるので注意!といわれているくらい強力で、本当によくもちます。
朝7時くらいに保冷バッグに入れて持って出て、17時くらいまではところどころ溶けてもひんやりしているかな?
(気温とか開閉回数にも寄りますが)

でも、凍らせるのにけっこう時間がかかるのと、なぜかときどき液状のまま凍っていないときがあったりもする。
そして何より重いので、パソコンと一緒に持つとつらい。
保冷剤をあきらめるか玄関でしばし迷ったりして。

そして保冷バッグ。
これもけっこう大事。
100均の保冷バッグやお店でもらえるものを最初は使っていたけど、最近はサーモスの保冷バッグ。
保冷能力が高い分、ふかふかした厚みがあるけど、この厚みこそが断熱構造なので仕方ない。
理想をいえば、ショッピングバッグという四角いデザインの保冷バッグが一番安全にお餅を運べるけど、愛用しているのは「スポーツ保冷バッグ3L」という袋タイプ。
A4サイズのバッグに縦に入れられるので、バッグが増えないのもよい。

キャンプ用の保冷剤を入れると厚さ5センチの半分が埋まり、残り2.5センチのところに購入したお餅を入れます。
多少袋を変形させれば高さ5センチくらいまで(和菓子のプラケースくらい だいたい4センチくらいの高さ)はギリギリ入る計算。

今のところ、これでお餅保冷問題は解決できています。

家に帰ってお餅が無事だと確認できたときの幸福度といったら!

ニューヨークお餅事情 ニューヨークは餅パラダイス

以前、ニューヨークに住んでおりました。
この街には何でもあるようで、実は本当にほしいものはなかったりする(当たり前か)

で、その筆頭はお餅でした。

お餅が食べたかったので、餅つき機能つきパン焼き器を持っていったのですが
私が発見した餅米はカリフォルニア米の餅米でしかもいつのものかわからない古米(泣)

つきあげたお餅は私の想像していたお餅とはぜんぜん違うものでした。

ニューヨークには日本から出店している和菓子屋さんもあります。
そこで大福とか買えます。
が、その生地は求肥なんですよね。
砂糖を練り込んでいるので生地自体が甘くて日持ちする。
それはそれでおいしいんですけど、
つきたてのお餅でくるんだ大福を見つけることは難しい。

なので、お餅についてはあきらめてました。

が、今回、ニューヨークに行ってタイ料理店で
カオニャオマムアン(甘くココナッツで炊いた餅米にマンゴーをのせたデザート)を食べたとき思ったんです。

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あ、別に日本料理にこだわらなければ
ニューヨークでお餅食べられるよね?と…

で、検索かけてみましたら

その試みは…

大当たり!

中華の点心にタイ料理にフィリピン料理に…
餅米由来の食べ物はいっぱいあって
もちもちな食感を味わうことができるんです!

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ほらこんなに!
色も形もまちまちで、同じお餅?って感じですよね(うっとり)

滞在期間では全然足りないくらい
お餅のバリエーションがたくさんあって
ああ、住んでるときに知っていれば、と涙目

もち米の里☆なよろ に行く2 ふうれん釜雑煮

2018年1月、大雪のなか、たどり着いた、もち米の里☆なよろ
(正式名称にが入るのが素敵😍)
さあ、中をのぞいてみましょう!
と言ったものの
確認してみたら
内部の写真があんまり残ってない(汗)
到着がうれしすぎて、自分の目に焼き付けるので精一杯だったのでしょうか。
持ち時間は2時間半くらい
→帰りはバス便があることを発見。出発時間を設定すると、滞在時間が二時間半になりました。
どうしようどうしよう
まずはご飯か
それよりおみやげを先に見るか
ワクワク!(というより、気ばかり焦ってどうしようどうしようという感じ)
まあ、何はともあれ、おなかがすいているので
ご飯にしますか…
施設内のレストラン 風の寄り道へゴー!
ウェブサイトでメニューを見てから
ずーっとずーっと食べたかった ふうれん釜雑煮

をオーダーしてみました。

※ ふうれん田舎もち使用 おもち増量しました!

って書いてありましたから、期待いっぱい!
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ああ、確かにボリュームたっぷり。
つやっつやのまあるいお餅が4つも入ったお雑煮が
釜飯とかで使われる釜に入って運ばれてきました!
焦ってのどに詰まらせないようにしなくては!
窓の外はあいかわらず大雪。
でも店内にはけっこうお客さんがいて
で、けっこう軽装ぽく
割とふつうにランチを食べている感じ。
みなさん車で近所の勤務先からランチにくるのだろうか。
名寄のみなさん、なんて恵まれた食環境なんでしょう…

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もち米の里☆なよろ に行く1

昨日のブログでご紹介した、もちくん と出会った場所
それは、北海道名寄市にある、もち米の里☆なよろ でした。
ジャンルは道の駅。
特産品がもち米なので、もち米を一押ししつつ、ほかの農産物や加工品も売っている、大きめの道の駅です。
ここはずっとずっと行きたくて
2018年行きたい場所リストに真っ先に挙げていました。

たまたま、ほかの用で旭川に行く機会があったので
これはもう絶対に行かなくては!と
爆弾低気圧で気温マイナス18度くらいだったと思いますが
そんなのものともせず
宗谷本線に乗り、塩狩峠を越え、向かいました。
…でも、途中で電車が雪のために止まってしまい、
これはもうダメかも…とあきらめかけたりもしました
(が、JR北海道、本当にすごいです。
各駅にちゃんと除雪のための作業担当の方が数人ずついて
すぐに除雪に来てくれました。
この方たちは、各駅に泊まり込みで勤めていて
数時間おきに線路の除雪をしてくれてます。
このおかげで大雪でもJR北海道は運行できているんですね!感動
そして、こんなにまでしてくれている除雪作業にもかかわらず、ほんのちょっと停止時間が長かっただけで
電車を止めてしまう大雪パワーに衝撃を受けました)
話せば長くなるもち米の里☆なよろ
まずはたどり着くまでの様子をお届けしましょう。
最寄り駅は名寄駅ではなく、風連(ふうれん)という駅です。
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グーグルマップによれば
ここから徒歩で11分!
(といっても、マップの航空写真を見ると雪はまったく無いので
その状況での所要時間と思われます)
余裕余裕!
歩きはじめます。
道道328号線、名寄国道に出る手前のクリーニング屋さんの前で
雪かきをしている方に
「もちの里はあっちのほうですか」
と聞くと
「歩いていくの!?」
とやや驚かれましたが、もちろん歩きですよ!
歩道も車道も雪に埋もれていますが、
気温が低いために雪はさらっさら。
歩いていて足をとられることはありません。
しばらく歩いていると
先程のクリーニング屋さんが道路の反対側に車で現れ
「あとちょっとだから!」
と励ましてくださいました。
なんていい人なんだ!
歩いていくと、ついに標識らしきものが見えてきました(歓喜!)。
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が、入り口はいったいどこなんだろう???
雪の壁がとぎれない…
さらに歩いていくと
看板らしきものが(さらに歓喜!)
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な よ ろ
と見えます(歓喜)
これでようやく中に入れる!
と思ってからしばし歩いていくと、ふと雪の壁が途切れ
そこが入り口でした。

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松之山温泉スキー場でお正月のお餅つき

2018年の年始は新潟県の松之山温泉で過ごしたのですが、
(すでに一ヶ月以上も前!)
ここでついについに、
念願の「スキー場でお餅つき」に参加(というか、単に見学)することができました!
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実は松之山温泉には数年前にも年末年始に滞在していたのですが、
そのときは1月2日の午前中に宿を出て山を下ってしまったので参加ならず。
今回は満を持しての見学!
餅好きとしての今年やりたいことのひとつが、
スキー場でのお餅つきだったので、
新年から願いかなって感動です。
雪のなかのお餅つきをしたかったんです!ずっと
というのは、どうもいろいろ聞いてみると
寒い地域に住んでいる方は
お餅つきは屋内でやることが多いらしいのですね。
それはそうだ…
雪降るなかでやると、お餅が冷えちゃうし
雪がお餅に入ったり
お餅つきにくかったり
いろいろ支障がありますもんね。
なので
スキー場お餅つきは
とても希少価値があると思うんです!
もう楽しみで楽しみで、開始時間の2時間前くらいからレストハウスで待機。
スキーをしないのにスキー場の食堂で過ごすのは生まれて初めて。
ここは日本有数の豪雪地帯。
たまたま今年の年末年始はそれほど雪が降らず、
スキー目当ての人も「雨まじりの雪で雪質いまいち」と話していたくらいのあたたかさでしたが、
東京者にはじゅうぶん寒い。

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釧路は餅の町

ちょっと前ですが、
8月に釧路に行ったとき、
「釧路は餅の町」という話を小耳に挟みました。
なんですってええええ!!!
たしかに調べてみるとたくさんお餅やさんがあるではないの。
けれど、今回の釧路滞在はタイトスケジュール。
車は使わないので、動きも制限される。
で、なんとかようやく1軒だけ行けました。
それはカクセ成田餅菓子店(釧路市南大通3-1)。
カクセは屋号かな?
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朝8時から営業というところに、朝からお餅を毎日ついているんだろうなあと期待が高まる!
午前の早い時間にたずねて、お餅を買ったあと
「釧路はお餅の町と聞いたのですが?」
とお店の女性に質問してみると、
ニコニコしながらもちょっと首をかしげて
「それは聞いたことがないですねえ…」
なあんだ、一般的な情報じゃないのかな、と考え込んでいると
「でも、たしかに釧路は涼しいので、
夏でも大福が売れますね。
暑すぎるとあんこが売れなくなるみたいですが、
ここは夏でも涼しいほうなので」

とのこと。

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パンランチ 明太子餅ピザ 東彩ガス料理教室 ※写真追加しました

埼玉県越谷市にある東彩ガスのお料理教室に参加してきました。
ガス会社さんのショールームにある素晴らしいキッチンを使って、プロの先生に習ってお料理できるのが魅力で、
そんな素敵な場所でお餅を使ったお料理を習える
ということで講座発表と同時くらいに気合いを入れて申し込んだ記憶が(汗)
結果からお見せすると、
こんなおいしそうなピザができましたのです!!!
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明太子とお餅と青じそと海苔のコンビネーション最強!!!
東彩ガス料理教室にはほかにもいろいろな講座がありますが、
今回の明太子餅ピザは、餅というよりは「パン生地で作る」ピザがメインで、
お餅の立ち位置はチーズや明太子などと同じくトッピング的なもの。
この日はほかにもお肉のぎゅうぎゅう焼きやブランマンジェ、ビスコッティなどのレシピをこなし、
お餅が登場するのはピザをオーブンに入れる直前のみ。
そして作業としては薄く切るくらいなんですが…
(それすら、

「しゃぶしゃぶ用のお餅なら、切る必要もなくて便利ですね」

by先生)
こんな感じのお餅!

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もちばけ 旭川空港

ガチャガチャを最後に買ったのはいったい何年前、いや、何十年前のことでしょう。
ネットでよく見る「ガチャ」が、ガチャガチャと同義語らしいと知ったのも、日本を観光して出国前の外国人が小銭消化にガチャガチャを買ってくれているらしいとニュースで知ったのもごく最近のこと。
で、そのガチャガチャに「もちばけ」なるシリーズがあって、それがおもちのお化けだと知って、調べていくうちに新シリーズ「もちばけ2」は8月下旬発売と知って、ずっとずっと買いたいと思っておりました。
もちばけとは

ガチャブランド「パンダの穴」のシリーズ第35弾!
タカラトミーアーツ

だそうで(????転記したものの、ガチャガチャにうとい私には意味がよくわからないのだけれど…)
コンセプトはhttp://www.takaratomy-arts.co.jp/specials/pandanoana/mochibake2/index.htmlに書いてあります。
「ぞうに」
「ずんだ」
「いそべ」
「はなみ」
「おまめ」

の5種類がいるそうで。

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日枝神社の山王嘉祥さんのうかじょう祭

二日前の話になってしまいますが、
東京・赤坂の日枝神社で毎年和菓子の日に行われる山王嘉祥祭を見学してきました。
見学、でいいのかな? 見物、じゃ失礼ですよね?
特に予約が必要なわけではなく、ある程度の人数までは建物のなかで儀式?を見ることができました。
どんなお祭りかは、全国和菓子協会のウェブサイトにあります。
2011年の記事ですが。

赤坂日枝神社では、この山王嘉祥祭を神社の主要な祭りとして昭和54年6月16日に復活させましたが、それは奇しくも全国和菓子協会が「和菓子の日」を制定したことと時を同じくしています。

ということは、1979年。今年で38回目なんですね。
なぜ、1979年だったのか。なぜ、「奇しくも」なのか。日本には八百万の神様がいらっしゃるけれど、日枝神社の神様は和菓子の神様なのかしら?
和菓子の神様はほかにもいらしたような?
…と調べてみたら、日枝神社のウェブサイトに答えがありました。

日枝神社では徳川将軍家の産土神であり

で、6月16日は
京都の祇園祭・大阪の天神祭と並ぶ日本三大祭りの山王祭期間中ということで、
お祭りを始めたということらしいです。

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